うちの農業用ハウスの天窓制御盤は温度設定がひとつしかできません。 自分としては、朝は 20 度程度に設定し、天窓が開くとともに徐々に設定温度を上げ、最終的に午前中の目標温度に設定したい。 また、午後は少し高めの温度にしたい。 そのため、農作業中にたびたび制御盤のところへ行き、温度つまみを操作していました。 が、忘れることもあり、また、何度も制御盤のところに行くのも面倒でした。
制御盤の温度つまみを自分の代わりに操作する機械があれば、と思い色々調べて作ってみました。 なお、ハードのことはよくわからないため、ネットで見つけたサンプルをほぼそのままにあれこれ組み合わせています。
実際に自身の農業用ハウスで使っていますが、自己満足のためにここにアップしただけで、正直あまりオススメできる代物ではありません。 自身の書いたコードを含め、色々と信頼できないので、昼間だけ電源を入れて使っています。
ちなみに天窓制御盤の写真は以下のとおりです。
※迷惑をかけるといけないので、メーカー等はモザイクにしています。
取り付け前
取り付け後
サーボモーターとの接続部
天窓制御盤温度つまみ操作機本体
※水濡れ防止のためフリーザーバッグでくるみ、その辺にころがっていた箱に入れました。見た目がひどいです。
ブレッドボードのまま使う予定でしたが、移動するたびに接続が外れるので、実機はブレッドボード型のプリント基板を使い、半田付けしました。
※もしご自身で試される場合、温度つまみはご自身のお使いになっている制御盤に合うものを使う必要があります。
上記材料をブレッドボードに差して、Arduino とつなぎます。
※一部モジュールは fritzing でパーツを見つけられなかったので省略しました。
※リアルタイムクロックモジュール、EEPROM モジュール、LCD モジュールは I2C で制御しています。
温度つまみをサーボホーンにネジで固定し、元の温度つまみと交換後、サーボモーターを取り付けました。
温度制御盤にクランプを取り付け、そこにサーボモーターをタイラップで固定しました。
ソースは GitHub で公開しています。 使われる方はいらっしゃらないと思いますが、万が一使われる場合、 言わずもがなのことですみませんが、動作には何の保証もありません。 バグは確実にあります。 大変申し訳ありませんが、本ツールを使用して発生するであろう損害の責任は持てませんので、 必ずご自身の責任においてご使用ください。
※色々と信頼できないので、冬場の夜中に天窓開きっぱなしとかあり得ます (>_<)。
Arduino に関して、色々な情報を公開されている皆様、すごく勉強になりました!。どうもありがとうございます。
天窓制御盤温度つまみ操作機を使い始めて半月ちょっと経ちます。 農作業中にたびたび制御盤のところへ行く必要がなくなり、楽にはなりました。 が、曇天の時や、午前中、曇天から晴天へ変わる時などは、ちょこちょこ設定を変更する必要があります。 とはいえ、以前と比べれば手間ではなくなりました。
ただ、ここ数日、午後に農作業に行くとフリーズしていることがありました。 接続不良等を疑い調べたのですが、原因はわからないままです。電源不足、メモリ不足等フリーズする原因は色々あるらしいのですが、解決できていません。 とりあえずウォッチドッグタイマーを導入し様子を見ています。 やはり昼間のみ運用(夜は電源を落とす)するのがよさげな気がしています。